铁路迷深圳生活日记

深圳の日々をお伝え出来れば!

シルクロード旅行④西安〜ハミ

【K679 西安21:13→哈密翌22:25】

 

夜、腹も満たされいよいよ列車に乗るべく再び西安駅にやってきた。

今回乗るK679次快速はここ西安から蘭州、ウルムチを経て奎屯までを結ぶ列車で終点までは2晩3日を要する。

今回はシルクロードを鉄道で旅することが大きなひとつのテーマであるが、さすがに3日も列車に缶詰はいくら鉄道好きとはいえ耐えられそうもなく、約25時間かけて、途中ハミ(哈密)まで乗車することにした。

本音をいえば、南疆鉄道に乗りたかったのだが、5泊の行程ではなかなか難しく、蘭新線となった次第である。

車両は軟臥、硬臥、硬座に食堂車がついた、中国ではオーソドックスな編成。

 

中国の鉄道は、10分前に駅に着いて乗れると思ってはいけない。まず駅構内に入るために手荷物検査を受けるため列に並び、待合室で発車を待つ。駅構内には売店等もあるので、今夜の酒やらつまみやらを買い込む時間も考え、30分前には駅に到着する必要がある。さらに駅も馬鹿デカイので、自分の乗る列車の待合室が地のはて、ということもあるのだ。

 

薄暗い待合室で人民の皆さまと改札を待てば、15分ほど前からようやく檢票開始の案内が流れる。そして5分前にはきっちりと改札は閉められてしまう。

 

中国では列車は乗るものではなく、乗せてもらうもの、なのである。

 

改札が始まり、一斉にホームに乗客がなだれ込むと、そこに待っていたのは緑色をした、いかにも共産圏の鉄道という風格たっぷりの車両。

 

新型車両であれば、コンセントやベッドの仕切りなども期待できたが、今回は残念ながら旧式の客車であった。

 

列車は定刻21:13ゆっくりと西安駅を発車。今回は寝台は最上段だったのだが、これが想像以上の狭さなのである。起き上がると頭がつかえるので、体をよじって起き上がらないとならない。

これでは寝る以外、ベッドで過ごすのは難しいので、それ以外の時間は通路の椅子でずっと窓を眺めたりしながら過ごしていた。

 

【続】